Let’s Talk About Food and Us. 

エピソード7

たまご

150歳まで無敵に生きるためのたまごの選び方

お持ち帰りノート

 

1. コレステロールは、体にとって欠かせないもの。たまごには良いコレステロールが含まれる。

2. たまごの品質は、その養鶏方法に大きく左右される。

3. 生卵は日本ではほぼ安全。アメリカでは基本的に生は食べない。

 

日本人は卵好き

(リンク先資料は英語)

日本人は「たまご大好き」。国民一人あたりの消費量は年間331個(2016年度実績、出展IEC)で世界のトップ3に入る。玉子焼き、目玉焼き、親子丼、玉子豆腐などのたまご料理だけでなく、パン・ケーキ、マヨネーズ、ハム・ソーセージ、かまぼこ・ちくわなど各種加工品の原料としても使用されている。

 

PART1: 卵のコレステロールはぼくらを殺しているか。

卵のコレステロールは実際高く、平均的な卵には、約186mgのコレステロールが含まれ、そのほとんど全ては黄身に含まれている。しかしながら、血中コレステロールレベルを上げるとされることは飽和脂肪酸が比較的低いことから2015-2020 Dietary Guidelines for Americansでは、安全な食べ物として紹介されている。

高度の飽和脂肪酸が含まれることから、卵が喫煙と同様動脈硬化を起こす原因であるという考えは、間違いであるというデータが、Harvard School of Public Health とNational Institutes of Healthの両方の研究から提出されている。

最近のメタ分析でも、卵の摂取が直接には動脈硬化などの心臓疾患には関連性がないという結果が出ている。また、2016年、1000人の男性を対象にフィンランドで行われた研究でも、遺伝子的にコレステロールの影響を受けやすい人で会っても、卵やコレステロール摂取が直接冠状動脈系の疾患を増長させることとは関係がないという結論を出している。

以上は一般的な教育機関や、健康機関からの反コレステロール=動脈疾患のデータ。エピソードの会話の中では、ゆかさんがかなり深いコレステロールの生理学上の役割などを説明してくれている。詳細については実際にエピソードを聞いて欲しいと思うが、簡単に、僕自身のコレステロール検査の値などを見ながら説明をしてみる。

 

コレステロールの再定義

最近の研究では、常に僕らの健康、とくに心臓、動脈疾患に関して悪玉とされ続けていたコレステロールだが、最近ではコレステロールが僕らの生理機能にとって必要不可欠であり、良いコレステロールと、悪いコレステロールという考え方自体が古い考え方とないつつある。以下ゆかさんが主に話していた、コレステロールについての最新の研究や、新進系医師たちの新たな見解を要点をかいつまんでみる。

コレステロールは、 平均的な大人には1,000から2,000mgのコレステロールが1日に生成され、必要だということだ。およそ30%以上の細胞皮質はコレステロールからできている。ゆかさんによれば、脳細胞のほとんどもコレステロールにより組織されているほか、胆汁液の生産にもコレステロールが一役担っている。私の尊敬するナチュラルパスの医師も、コレステロールの低下はうつ病など脳神経系の疾患に影響する、と言っていた。人間の生理機能における必要性から、コレステロールの約70%が自身の肝臓で生成される。1個のたまごに含まれるコレステロールが200mgといっても、数値だけ見ればそれが決して高すぎる数値ではないのである。コレステロールが本質的にぼくらが正常に機能するための必要要素であることをまずは理解するべきである。

 

コレステロール値の本当の意味

そして、次に理解しなくてはならないのは、コレステロールの質。一般的に病院で血中コレステロール値を検査すると、LDLコレステロール、HDLコレステロール、そして中性脂肪 (Triglyceride)、とトータル・コレステロールと大きく分けて数値が表示されている。

ゆか曰く「病院の医師たちは『LDLコレステロール』、『HDLコレステロール』をいかにも『コレステロール』の総体であるかのように思わせるが、まずは、LDL、HDL自体『コレステロール』だけを示していない。また、そのトータル値やLDL (悪玉コレステロール)の値だけを見て患者の動脈系疾患のリスクの高低について単純に言及するが、最近言われているのは、ひとつの基準値を全ての人に当てはめるのは間違いである、ということ」

LDLは、Low-Density Lipoprotein、HDLは、High-Density Lipoproteinののアクロニムである。リポ・タンパク質の値であり、コレステロール自体を示すものではない。かなり砕いて言うが、LDLはコレステロールを血管の末梢まで輸送する役目を持ち、HDLはその輸送されたコレステロールを回収し、肝臓に戻す役目を持っている。なので、LDLのみが高い場合、コレステロールが血管中に取り残されそこに凝固するため血栓を塞いでしまう可能性が高くなる。また、コレステロールを血管に運ぶ理由は炎症なので、炎症を起こしている人は同時に血栓を起こしやすい可能性があるという。なので、LDLとHDLに関してはその数値にも増して、バランスがより重要となる。また、最近耳にした独立系医師の話では、食肉用動物の餌が、コーンなどの穀物に移行し、それによって食肉に含まれるビタミンK2の値がほぼ皆無になってしまった結果として、骨粗鬆症などの防止のために多量摂取したカルシウムがビタミンK2不足を理由に体内に吸収されず血管壁に溜まる、そこにやってきたコレステロールもそのカルシウムと共に蓄積され、動脈血栓を作りやすくしているという報告もある。

 

ぼくは「コレステロールが高い」、が。

以下は、私自身のコレステロール検査結果。英語だが理解していただけるだろう。

私がこの結果をもとにUCSFの医師に言われたことは、「コレステロールが上限値なので、食べ物に気をつける」ということだけだ。とくに何を食べろとか食べるなとかも一切助言はない。中性脂肪とトータル・コレステロールの比率などに関しても全く説明はなかった。ぼくは基本的に病院の医師は全く信じていないので、それ以上は何も尋ねなかった。

少し分析してみよう。前述したようにLDLとHDLの比率が、単純なコレステロール値より動脈系疾患リスクの目安になりやすい。それは通常トータル・コレステロール÷HDL値で求められる。私のデータでは、トータル・コレステロール:217÷HDL:67=3.23 である。この値の推奨値は、ある信用性の高い独立系医師によれば、6以下であり、理想的な値は3.5以下、なので私の3.2という数値は理想的である。また、もう一つ目安になる比率と言われているのは、Triglycerides(中性脂肪)対 HDLであり、前出の比率と同様の算出をする。ぼくの場合この値は1.2くらいであり、通常2以下なら問題なしとされる。比率で見るとかなり理想的な値なのである。加えてぼくは喫煙もせず、酒も嗜む程度で、運動は1日最低1時間、そして、菜食中心でオーガニック食を心がけているので、さらに疾患リスクは低いと考えて良い。しかしながら、LDLが高いというのは事実と受け止めるべきで多少コレステロールを控えた方がいいと思うが、自身ではそれほど気にしなくてよいという結論に至り実はほとんど気にしていない。スティックバターを丸かじりするという習慣を控えているくらいだ。(笑

さらに、LDLは「その粒子の大きさが動脈系疾患のリスクを大きく左右する」ということが言われている。(比重の)小さいものを「超悪玉コレステロール」と呼び、大きいものは単に「悪玉コレステロール」と呼ぶので、LDL値が高い人は、医者に超コレステロール値検査を加えて行うことでより正確な心臓リスクを知ることができる。

また、ゆかさんがエピソードで言っているように、コレステロール値はその人の他の健康リスクや生活習慣により大きくその意味が変わってくる。例えば、すでに糖尿病の人、喫煙者、アルコール摂取量などによりその人のコレステロール値が示す冠状動脈疾患リスクも変化する。ただ単に、総コレステロール値やLDL の高低だけで一個人の健康リスクなどを判断することはできないのである。

 

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PART2: ぼくらを欺く卵ラベル

 
たまごの栄養を垣間見る

 

代表的なビタミン栄養素

Vitamins / %DV: / 2 eggs

A 550 IU / 12.5%

D 42 IU / 10%

E 1.2 mg / 6%

B12 1.5 mcg / 26%

FDADaily Value 

たまごに含まれる他の微量ミネラルなど:

  • セレニウム:抗酸化作用に優れ、免疫効果を高める人間の必須ミネラルである。
  • モリブデン:体内の硫黄レベルを調整し、毒素を排出する必須微量元素で、多くの消化酵素に含有される。
  • ヨウ素:甲状腺ホルモンを合成するために必要な人間にとっての必須元素であり、海藻に多く含まれるため日本人は過剰摂取しやすく、アメリカ人の90%は不足していると言われている。
  • リン:生物の必須元素であり、骨を健康に保ち、強化したりするほか、エネルギーを管理したり保管したりするのに欠かせない元素。遺伝子(DNA, RNA)を生成したりもする。
卵は栄養素に富んだスーパーフードと言える。だが、その栄養価と危険度は親鶏の生育環境に大きく左右される。

 

ラベルがたまごの良し悪しを語る
 

サルモネラを原因とする食中毒は日本では年間約100件程度で患者数1,500~3,500人程度。 原因食品が特定されない事例も多くあるが、サルモネラ食中毒については、卵かけご 飯やかつ丼、親子丼など鶏卵や卵製品を使用した食品を原因とした発生が顕著になっている。

農林水産省は、平成 19 年度に、338 採卵鶏農場(食用卵を生産している農場)の協力を得、400 鶏群(鶏舎)のサルモネラ(全ての血清型を対象)の保有状況を調査した。その結果、無窓鶏舎のサルモネラ保有率は約5割、開放鶏舎では約1割であるこ とが判明した。このうち、サルモネラ食中毒の原因として一番多い血清型の サルモネラ・エンテリティディス(SE)の保有率については、無窓鶏舎では 6.9% (14 鶏舎中1鶏舎程度)、開放鶏舎では 1.4%(71 鶏舎中1鶏舎程度)であった。

 

知っておきたい養鶏方法の違いとたまごの品質

 

日本では、「バタリー・ケージ」と「平飼い」の2種類しか一般には認知されていない。アメリカ同様90%以上の日本の市販卵はバタリー・ケージ飼育されたもの。では、それぞれの養鶏方法とはどんなものか?

 

バタリー・ケージ飼い

鶏一匹が、平均しておよそB5用紙サイズの大きさにあてがわれ、いく段にも積み重なったケージの中で一生を送りながら卵を生産する。この方法により卵生産マシーンとなっている鶏はおよそ2年で死んでしまうか、鶏肉となるために屠殺される。

窓もなく、太陽にも当たらず、大量の鶏が鶏舎のなかに飼われるため衛生状況が悪いため、鳥は抗生物質を打たれ、殺虫剤、またサルモネラ菌を予防するための消毒剤が散布される。

鶏は肛門から卵を産むため、腸に繁殖しやすいサルモネラ菌は卵の殻に付着しやすい。生卵を食べることを前提に出荷される日本の卵は、合成洗剤や、塩素系消毒剤で消毒される。

また、ケージ飼いの鳥の餌はGMOコーン、また、卵を多く早く産ませるために人工的なビタミンやミネラルを添加する。ちなみに、日本の豚はコンビニ弁当の残飯を多く餌として与えているというのを読んだことがある。基本的に、鳥は食虫動物なので、ミミズや小さな昆虫、雑草などを食べる動物で、基本的に穀物は本来の食べ物ではない。

日本では、生卵を食べることを視野に入れて生産されるため、衛生面での品質管理は徹底している。殺虫剤、殺菌剤が頻繁に散布され、サルモネラ菌の付着しやすい殻は、塩素消毒、洗剤消毒などが施されて市場で販売される。よってこれらの塩素をはじめとする化学薬品などがたまごに含まれる可能性は否定できない。

 

平飼い・放し飼い

鶏卵公正取引協議会の以下に示した定義と比較して見ると、「平飼い」は、アメリカでいう「Free Range」ほぼ相当する養鶏飼育。そして「放し飼い」は、ぼく個人も食べている「Pasture-Raise」に相当するようだ。「パスチャー」は「牧草」を指し、そのまま「牧草で育った」ということを意味する。アメリカでは(Certified Humain Certificationを持つ場合)108sq feet (約10平方メートル)が一匹の鶏に与えられる広さの牧草地で大地に存在する自然の昆虫やミミズ、そして草を食べ、一日中外で自由に歩き回ることができる状態の飼育。

日本の場合、鶏卵公正取引協議会の定めるところによれば、

(1)「平飼い」、「放飼い」又はこれらに類する用語については、次の飼育条件を満たした場合に 限り、表示することができる。

「平飼い」又はこれに類する用語 鶏舎内又は屋外において、鶏が床面又は地面を自由に運動できるようにして飼育した 場合

「放飼い」又はこれに類する用語 平飼いのうち、日中の過半を屋外において 飼育した場合。なお、施行規則で定める基準により飼育した場合は、「放飼い(特定飼育 卵)」と表示することができる。

放飼いと表示できるのは、(特定用語の使用基準) 第4条 規約第5条第1号イに規定する基準は、 120 日齢以降は、1㎡当たり5羽以下で飼育するものとする。

ここでぼく自身も間違った印象を得ていたのが、平飼い=放し飼い(パスチャー・レイズ)という認識だ。しかし、「平飼い」は、「鶏舎内または屋外において、鶏が床面又は地面を自由に運動できる」ということで、屋外へのアクセスを約束するパスチャー・レイズ=放し飼いとは、基本的に異なるということだ。

しかし、日本では平飼い、放し飼いたまごの値段は非常に高価で、上を見れば10個で2,000円、3,000円という金の卵のような値段がついている。かなり普段の食卓に上がるにはハードルが高すぎる。これは、アメリカのパスチャー・レイズ=放し飼いが高くても12個入りで$9ドルくらいで売られているのと比較してもべらぼうな値段である。

 

有機たまご

日本は有機畜産JASの認定が、唯一正当な認証システムになっている。

有機畜産JASの原則は、

【原則】 野外の飼育場に自由に出入りさせること

【原則】故意に傷つけないこと

「故意に傷つけない」というのはあまりに抽象的すぎて理解しづらい。鶏舎の中の一羽あたりの面積=0.15㎡以上 放牧地の一話あたりの面積=0.15㎡以上 面積はそんなに広くはないが、最低数値が設定されていることは絶対に必要なことであろう。

また、デビーク(クチバシの切断)については禁止されていない。餌はJAS認証を得たもの。(大豆、コーンが主流)

 

アメリカのたまごラベル:

 

USDA オーガニック

オーガニックとして認定されるには、有機食物だけを与えられている鶏から生まれた卵でなくてはなない。例えば、化学肥料、畜産副産物(食肉の残留物)、化学肥料、農薬、化学添加物、GMOなど、一切与えられていないもの。また、ホルモンや他の化学薬剤も使用禁止。また、Molting(羽毛の抜け替わり)も多量生産の鶏は餌を削減するなどして、人工的に操作し、鶏の卵の生産期間を延長させたりするが、オーガニックの場合はこれも自然発生のモルティングのみに限る。日本の「有機」の規則に比較するとかなり詳細にわたって規制が敷かれている。

 

ケージ・フリー

ケージがない、仕切りから解放されているというだけで、あとはまったくケージ飼いとほぼ変わりがない。「フリー」という言葉にかなり騙されやすいラベルと言える。EU諸国では、非人道的という理由からこの養鶏方法はバンされている。アメリカでは、よくウェブサイトなどでマクドナルド、スターバックス、ウォールマートといった多くのアメリカ大企業が、プレッジを掲げ、2020年あたりにケージ飼いからケージフリーに移行すると言っているが、こんなお触れに誤魔化されてはいけない。アメリカは世界の先進国にくらべ、養鶏方法に関する考え方がかなり遅れている。CAGE-FREEはさほどケージ飼いと変わらず、抗生物質、消毒剤、殺菌剤、屋内のほぼ光なし、GMOコーンと大豆の餌、などの飼育環境である。

 

フリーレンジ

鶏一匹につき60センチ四方以下があてがわれる。多くは日光浴もせず、とうもろこしや大豆をベースにした餌を与えられる。イメージとして「フリーレンジ」の言葉から、大半の時間を外で過ごしているイメージがあるが実際はそうでもない。かなりぼくらを欺いているラベルと言える。

国や州によって「フリーレンジ」の定義はまちまちであるが、基本的に「フリーレンジ」は外への出入りを許されている鳥を指す。だが、USDAのフリーレンジの定義は、「毎日不特定時間の外への出入りを許可するもの」であり、実際にはほとんどの時間を外で過ごすとも取れるし、また全くその逆でほとんど室内で過ごし、毎日5分間外に出るといった鳥の卵も「フリーレンジ」と表示できるので、実際に消費者にとっては目安にはならない。

 

オメガ3エンリッチド・ベジタリアンフェッド

唯一の違いは、オメガ3の豊富な餌(主にフラックスシード)を与えられている。もともと自然な卵はおめが3が豊富に含まれているがケージ飼いの鶏の卵の栄養が貧素なために消費者の注意を向けるオメガ3を売り物にしているが、実際強化されているとはいえ量的には少なく、実際に大豆を含める低品質な餌を与えられている可能性も高い。

また、ベジタリアンフェッドは、動物性タンパクを与えられていない鶏を指すが、虫やミミズなどは含まれている可能性がある。ベジタリアンフェッドだからといって、平飼いであるとは限らず、養鶏環境については実は何も示していない。

 

放し飼いたまごの栄養は、ケージ飼育たまごの3倍から6倍

ぼくが鶏の飼育方法にこだわる理由は、その倫理的な側面もあるが、一番の理由はその品質が大きく異なるということだ。誰でも想像できるように、病んだ母親から健康な子供は生まれない。鶏も同じことが言える。身動きの取れない暗い檻の中で一生を過ごし、餌も抗生物質入りのコーンや大豆を与えられ、嘴をカットされ、消毒剤を散布されるよな環境の中にいる鬱な鶏は絶対に栄養価の高い卵が産めないだろうし、おそらくたまごにはGMOで変質した遺伝子も含まれるだろうし、抗生物質も残留している可能性も否めないからだ。

実際そのことは、Mother Earth News magazineによって2007年に行われたテストで14の異なる養鶏場からの卵の栄養が分析され証明されている。

グラフをみてわかるように、ビタミンE、βカロチン、フォリック・アッシド、などどれも2倍から6倍ほど多く含まれるが、コレステロールは、放し飼いの鶏から生まれたたまごの方が低い。

 

生卵をアメリカで食す?

基本的には、食べない方がよい。理由はあなたが映画のロッキーのように強靭ではないからだ(笑。アメリカでは、生で食べることを視野に入れずに卵が生産されているからである。これは、オーガニックでもフリーレンジでも同じことで、とくにスーパーの安価なケージ飼い卵は日本のそれとは比較にならないくらい非衛生的なので、絶対に生で食べない方が良い。個人的には、エピソードでも話しているようにファーマーズマーケットなどで、農家の人に直接話をして信用できる農家のオーガニック・パスチャーレイズを仕入れ、新鮮なうちにそれでも殻をよく洗ってから生で食べる。また、サルモネラは約70度の温度で2、3分加熱すればほとんど死滅するので、卵を殻ごと煮沸してから、食することにしている。多少白身は白濁するが、ほとんど生と変わらずに食べることができる。

 

結論:

卵は、あらゆる栄養に富んだ、スーパーフードである。1日1個または、2個でかなり凝縮した栄養が摂取することができる。

コレステロールは一般的に悪者イメージが染み付いているが、その分子自体は、僕らの体が機能するには必要不可欠なものであり、僕らの体自体がその70%以上を生成する。たまごは一般的にコレステロール値が高いとされ、高コレステロールと診断されると必ず差し控えるように忠告されるが、たまごに含まれるコレステロールは、比較的良いコレステロルであり、そのたまごの品質によって量も質もことなるということを理解する。

卵の質や栄養は、それを産む雌鶏の生育環境で、大きく左右されるばかりか、モノによっては体に害となる物質を含んでいる場合もある。極力、雌鶏の自然な生育環境を尊重する養鶏方法で生まれた卵を選ぶこと。私がこの調査後に思う、ベスト→ワーストを示すと以下のようになる。

日本「放し飼い」ー 「平飼い」「通常の卵」(有機であることで、それぞれの1ランク上になる)

アメリカ「Pasture-Raised」ー 「Free-Range」「Cage-Free」ー「Cage」(Organic であれば、それぞれの1ランク上)

色は信号機と同じ意味。青はGo for it で、黄色はCaution、赤はNo Eat。

 

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おもしろデーター:

 

卵のカラの色の違いは?

一般的に茶色が品質の高い卵の色だと思っている人が多いが、実際茶色と白の卵の品質には違いがない。からの色の違いは白い耳たぶをもつ鶏から白い卵が産まれ、茶色い耳たぶを持つ鶏から茶色い卵が生まれる。これは鳥の遺伝子に基づくもので品質や栄養には何の変わりもない。

値段の違いで茶色い卵の方が高価であるのは、茶色い卵が通常大きめのサイズの鶏から生産され、その飼育や餌にかかる経費が高いからである。

緑や青の卵は、オーシナニンという色素をもつ鶏の種類が関係しており、この色素が卵管を通るときに付着しからの色が青や緑になる。

 

今週のオススメ本:

特に卵というわけではないが、脂肪酸、コレステロールなどについての知識を深めるために。

“Deep Nutrition”(英語のみ)

Why Your Genes Need Traditional Food

BY Catherine Shanahan, M. D.

Physician and biochemist Cate Shanahan, M.D. is a nutrition advisor for LA Lakers examined diets around the world known to help people live longer, healthier lives―diets like the Mediterranean, Okinawa, and “Blue Zone”―and identified the four common nutritional habits, developed over millennia, that unfailingly produce strong, healthy, intelligent children, and active, vital elders, generation after generation. These four nutritional strategies―fresh food, fermented and sprouted foods, meat cooked on the bone, and organ meats―form the basis of what Dr. Cate calls “The Human Diet.” 

This book covers a lot and I personally recommend this to really understand the toxicity and ill effects of vegetable oils and sugar to our health. Since she talks about Oil and fat a lot it also explains cholesterol and all other kinds of fat including Omega – 3, 6, and PUFA.

 

ミトコンドリア・バイブル。脂肪と脳の関係。
“ヘッド・ストロング” – 頭がよくなる全技術

By デイヴ・アスプレー

デイブ・アスプレーと言えば、シリコンバレー発信の健康グル、そしてバイオハッカーの騎手といっても過言ではない。自ら30万ドルを投資して世界各地を回り伝統的、現代的、魔術的、ハイテク的バイオハッキングを探索し続けた男。ブレットプルーフ・コーヒー(日本では「完全無欠コーヒー」と呼ばれているらしい)の発案者でもある。脂肪と言えばぼくの頭に浮かんでくるのは、ケトジェニック・ダイエットとこの男の右に出るものはない。この本は、自らも語っているように、彼がミトコンドリアの総体成として書き上げた本。オススメ。

 

Let’s Talk About Food and Us. 

Episode 7

Eggs

How to choose eggs to live to 150 years old. 🙂 

Pocket Summary:

1. Cholesterol is not our enemy, cholesterol is essential for all animals including us.

2. Consume good fat, Eggs contain high in good fat. 

3. The best quality eggs are USDA Organic pasture-raised, it is pricy but contain 3times as much nutrients than conventional eggs (Caged).  

1. Is Egg Bad for Your Heart?

It’s true that eggs are high in dietary cholesterol, One egg contains 186 mg of cholesterol, all of which is found in the yolk but they’re low in saturated fat, which is the bigger culprit when it comes to raising blood cholesterol levels. Because of this, eggs get the green light according to the government’s  2015-2020 Dietary Guidelines for Americans.

The suggestion that the higher saturated fat content in eggs accelerates atherosclerosis (hardening of the arteries) as much as smoking does is false. New research from both the Harvard School of Public Health and the National Institutes of Health have debunked this concept.”

In fact,  one recent meta-analysis found that higher consumption of eggs (up to one egg per day) is not associated with increased risk of coronary heart disease or stroke. And a 2016 Finnish study involving more than 1,000 men concluded that egg or cholesterol intakes are not associated with increased risk of coronary artery disease, even in those who are genetically predisposed to experience a stronger effect of dietary cholesterol on blood cholesterol.

 

Re-defining Cholesterol

Yuka was talking about Cholesterol in depth. If you want to know the details about Cholesterol  I would recommend listening to what she says. Here I will briefly write down the important points she was making in her talk. 

“Cholesterol is not our enemy and it is essential to our body”. Yuka repeated. It composes about 30% of all animal’s cell membranes and modulates its fluidity over the range of physiological temperatures. It is actually your liver that makes more than 70% of your cholesterol needed. About 1000 – 2000mg cholesterol is actually needed for average men a day. An average 185mg cholesterol of one egg does not really affect you as much as we used to think. Typical daily cholesterol dietary intake for a man in the  United States is 307 mg. This also tells us that dietary intake of cholesterol does not really matter. 

I talked about my result of the blood test for cholesterol levels. Here is the result.

OK, I admit my LDL and total are border high. But this does not really tell much about my heart disease risk. The ratio between Total Cholesterol and HDL is 3.2, and less than 6 is recommended and ideal is told 3.5 by some forward thinking health practitioners. Triglycerides verses HDL is also less than 2 which is also good. These ratios are more reliable than just looking at “Total Cholesterol” level. Simply no cholesterol level is equal for all human-being. Heart disease risk also should be assessed by many other factors like his/her lifestyle – diet, smoking, alcohol, exercise and genetic data and blood sugar level. Though I do not care too much about what my doctor told me, I just stopped licking a stick of butter too much. Also note that I read many Japanese Health web sites that were talking about increase level of LDL after being Ketogenic diet (Which is now very buzzing diet in the US especially in the bio-hackers, Silicon Valley executives in Bay area and weight control community) for a while. I am not endorsing Ketogenic to everyone because root philosophy is “Not one diet fits everyone”. Keto Diet maybe good for some but also cause bad effect for some. Most important thing is to be always mindful and listen to your own body and try a new diet theory slowly. 

 

It may be how you prepare eggs?

One large poached egg has 71 calories and 2 grams of saturated fat, and an omelet made with spinach and one yolk is also a lean choice. But a serving of eggs Benedict with bacon and Hollandaise sauce has about 800 calories and 26 grams of saturated fat.

So feel free to enjoy eggs, but watch how you eat them. And balance eggs with other healthy fiber-rich foods such as fruits, vegetables, and whole grains.

 

Dioxin and Eggs

 The Documentary film “What the Health”, the eggs-equaling-five-cigarettes-a-day comparison comes from a focus on eggs’ dioxin content. Dioxins are highly toxic compounds that accumulate primarily in the fatty tissues of animals. The WHO  calls them a “known carcinogen”—which would point to eggs being super unhealthy.

Functional Medicine Doctor says: ”A diet rich in organic, pasture-raised eggs and other animal products has ample amounts of bioavailable true vitamin A, which is only found in animal products. Vitamin A down-regulates the toxic actions of dioxins.” Meaning, essentially, that eggs contain the bad stuff (dioxins), but because of nature’s intelligence, they also contain good elements to prevent the bad stuff from wreaking havoc on your body. Cole also points to the high-dioxin content of various plant-based foods. ” Research has found that, other than fish oil, which isn’t consumed in high amounts, rice was the most concentrated source of dioxin toxins.

2. Egg Nutrients:

Vitamins / %DV: / 2 eggs

A 550 IU / 12.5%

D 42 IU / 10%

E 1.2 mg / 6%

B12 1.5 mcg / 26%

DV = Daily Value recommended by FDA

Other examples of Egg Nutrition:

  • Selenium: Nutritionally speaking, selenium is essential to humans. It plays vital roles in DNA synthesis, thyroid hormone metabolism, reproduction, and protection against oxidative damage and infection.
  • Vitamin B2 (Riboflavin): When you get a ton of vitamin B2 in your diet, you will notice your urine turn into a bright yellow color. Besides giving a darker shade of pee, vitamin B2 gives vital support to iron metabolism, antioxidant protection, and energy production.
  •  Iodine: If you’ve ever done the simple science test for starch in a potato, then perhaps you are familiar with iodine. In a dietary sense, iodine supports your thyroid gland and is a fundamental component of hormone production.
  • Phosphorus: Phosphorus is a key component in making sure your bones stay healthy and strong, balancing vitamins in your body, managing, making, and storing energy, producing your genetic building blocks (DNA and RNA), muscle contraction, and many other crucial bodily functions.

3. Kind of egg matters.

Not all eggs are treated equally. Egg depends on its mother’s health state. How the hen has raised matters the most. 

There are many labelings on Egg cartons in a supermarket. 

 

Conventional Battery Cage (90% of eggs on a market in the US, also in Japan)

67-square inch space each hen. They never see the light of day and consume a corn or soy diet. Over 90 percent of eggs in the U.S.come from hens that are kept in cages for their entire egg-laying lives.

 

Cage Free

These ladies have more room than caged hens since each is given less than 1 square foot. Still, they’re not entirely “free,” since they’re confined to barns and consume a corn or soy diet.

 

Free-range / Free-roaming

Allotted less than 2 square feet per hen, Some seldom get to see the light of day and many eat a corn- or soy-based feed.

You will see this label on eggs originating from hens that were allowed outdoors at least for part of their days. Typically, this means the hen was granted access to sunlight. The term “Free-range” is used differently from country to country.

For chickens, “free range” means the birds must “have access to the outdoors for an undetermined period each day, according to the USDA. In practice, this can mean the chickens live most of their lives outdoors, retreating to their coop only when weather or other factors require them to do so, or it can mean the chickens spend all their time in cramped, indoor pens that have a small door opened to the outside for just a few minutes each day.

 If poultry is certified “free range” as part of the Humane Farm Animal Care (HFAC)’s Certified Humane program, it means the chickens spend at least six hours a day outdoors (weather permitting), and have at least two square feet per bird in their pens. The Certified Humane certification covers a variety of issues.

 

Pasture-Raised

A pasture is a patch of land covered with grass and plants, the ideal habitat for grazing livestock. These ladies are given at least 108 square feet each (If it is Certified Humane Certified) and consume some feed and lots of grass, bugs, worms and anything else they can find in the dirt.  Pasture-raised chickens must be free to roam outside year-round, but also have a house for protection from weather and/or predators.

We talked about Alexandre Kids Eggs as one of the high-quality Organic Pasture-raised eggs.

 
USDA Standards for Organic Eggs

To qualify as organic, eggs must come from chickens that are fed only organic feed, i.e., feed that is free of animal by-products, synthetic fertilizers, pesticides or other chemical additives. No genetically modified foods can be used. Additionally, organic eggs must come from chickens that are given antibiotics only in the event of an infection. 

No hormones or other drugs can be used in organic egg production.

Molting — when birds shed their older feathers to make room for new ones — is sometimes induced in commercial egg and chicken production by withholding food, water or by other means. Molting extends the productive life of laying chickens, but it cannot be induced in chickens laying organic eggs; only natural molting is allowed to occur.

Organic eggs must come from chickens that live in cage-free environments and have access to the outdoors, even if their outdoor area is just a small pen or enclosed yard area. Pens are used to protect the chickens and their eggs from predators like hawks, foxes, raccoons, coyotes and other animals.

 

Omega-3-enriched

The only difference in eggs labeled as “Omega-3-enriched” is that those hens were fed omega-3 rich sources, i.e. flax seeds. Though these eggs are higher in omega-3 fatty acid content, the amount doesn’t have that dramatic of an effect on your health, and the may even be unhealthy if the hen was fed a poor-quality omega-3 diet.

 

Vegetarian-fed

When you see this label, you can be certain that the eggs came from hens that were not fed any animal protein. While this may sound healthy, a hen’s natural diet is not actually vegetarian and may include things like insects and worms. A vegetarian-fed label also tells you nothing about the treatment or living conditions of the hen.

 

Grade

The United States Department of Agriculture (USDA) will also issue a grade or an inspection marking if the eggs were officially checked for quality (freshness) and sanitation. Grade AA eggs are usually the highest in quality and the freshest.

 

Pastured vs. Conventional Nutrition

In 2007, Mother Earth News magazine decided to test the nutritional value of pastured eggs from 14 different farms.

They were measured in a lab, then compared to the USDA standard conventional egg. 

4. Brown, White or Green?

Believe it or not, the price isn’t actually an indicator of how healthy the eggs are. The main difference is in the type of chicken that lays the egg. In general chickens with white earlobes lay white eggs, and chickens with brown (red) earlobes lay brown eggs. Earlobe color is not necessarily the same color as the rest of a chicken’s feathers and not all chickens follow this rule.

There are even green and blue chicken eggs out there! A pigment called oocyanin results in blue eggs, while porphyrins result in brown eggs. Color isn’t linked to nutrition.

There are many different types of chickens bred for egg-laying. The most common are the Rhode Island Red, the New Hampshire, and the White Leghorn.

Brown eggs typically come from larger sized hens, and because it is more expensive to feed the bigger hens they tend to be more expensive. This usually makes white-eggs the more cost-efficient choice. 

 

Books to Read:

To understand how GMO research in the US is twisted and manipulated by Big corporations:
“Deep Nutrition”

Why Your Genes Need Traditional Food

BY Catherine Shanahan, M. D.

Physician and biochemist Cate Shanahan, M.D. is a nutrition advisor for LA Lakers examined diets around the world known to help people live longer, healthier lives―diets like the Mediterranean, Okinawa, and “Blue Zone”―and identified the four common nutritional habits, developed over millennia, that unfailingly produce strong, healthy, intelligent children, and active, vital elders, generation after generation. These four nutritional strategies―fresh food, fermented and sprouted foods, meat cooked on the bone, and organ meats―form the basis of what Dr. Cate calls “The Human Diet.” 

This book covers a lot and I personally recommend this to really understand the toxicity and ill effects of vegetable oils and sugar to our health. Since she talks about Oil and fat a lot it also explains cholesterol and all other kinds of fat including Omega – 3, 6, and PUFA.

 

To understand “Fat” and how important it is for your HEAD.
“Headstrong” – The Bullet Proof plan to activate untapped brain energy.

By David Asprey

Dave Asprey is one of the best guys out there to ask about fat, isn’t he? In this book the word “fat” appears nearly 300 times. “fat” is that important. I also know he eats eggs as his one of the main good fat sources. He talks about it a lot.

In Head Strong, Asprey shows us that all of this is possible—and more. Using his simple lifestyle modifications (or “hacks”) to take advantage of how the structure of your brain works, readers will learn how to take their mental performance to the next level. Combining the latest findings in neuroscience and neurobiology with a hacker-inspired “get it done now” perspective, Asprey offers a program structured around key areas of brain performance that will help you:

  • Power the brain with exactly what it needs to perform at its best all day long
  • Eliminate the sources of “kryptonite,” both nutritional and environmental, that make the brain slower.
  • Supercharge the cellular powerhouses of our brains, the mitochondria, to eliminate cravings and turn up mental focus.
  • Reverse inflammation to perform better right now, then stay sharp and energized well into your golden years.
  • Promote neuron growth to enhance processing speed and reinforce new learning—hotwiring your brain for success.

 

大豆製品と私たちのウェル・ビーイング

エピソード6

大豆・遺伝子組み換え(GMO)

味噌に豆腐に醤油に納豆。先祖代々引き継がれている日本の大豆食品。近年多く利用されているアメリカ産。世界トップの大豆生産国アメリカの大豆は90%以上が遺伝子組み換えと言われています。果たして、大豆は安全なのか。そして気になるイソフラボンの乳がんとの関連性。豆乳、プロティンパウダー、プロティンバー、エナジーバー、ベジバーガー、大豆ヨーグルト、大豆スナック、肉や、乳製品に成り代わり、「健康食品」として増え続ける大豆製品は僕らにとってプラス?マイナス?

お持ち帰りノート

 

1. 日本の伝統食、味噌、納豆は毎日食べる。

2. 加工大豆製品は極力避ける。

3. 「非遺伝子組み替え」、「有機」食品を常に選ぶこと。

 

日本人の大豆消費はダントツ世界一

 

(リンク先資料は英語)

日本では伝統的に食されて来た大豆製品。全国で、味噌、納豆、豆腐、醤油、枝豆、などが多く消費されることから、国全体の消費量は他のアジア諸国と比較してもダントツ世界一で一人年間平均8.2キロを消費する。(左図)しかしながらその生産量は低く、約22万7千トンに止まっており、他を中国やアメリカに依存している。生産上位国は以下の通り。その大豆生産量と消費量を比較すると興味深い。

アメリカ: 

生産量: 73,000,000 (73 million) トン/年間 (世界大豆供給総量の約40%)

消費量:40g / 一人年間

日本:

生産量: 227,000 トン/年間

消費量:8.19kg / 一人年間

中国: 

生産量: 12,725,000 トン / 年間

消費量: 3.96kg/ 一人年間

(2007年、UN Food and Agriculture データ)

消費量で比較すると、アメリカ人一人が一年かけて消費する大豆の量は、日本人が1日に消費する量より少ないことになる。なのに現実は、日本は常に世界でも有数の健康国、長寿国としてその食事が注目され、多くの新進独立系医師たちやダイエット本などに紹介されているにも関わらず、アメリカでは大豆摂取がことさら微量であるにもかかわらず、大豆が度々乳がんや、甲状腺機能亢進の原因として取りざたされてきている。このあたりの原因を探ってみる。

 

大豆と乳がん? 安定しない研究結果

– アメリカ:豆腐、ソイミルク、ソイバーガー、ソイソーセージ、ソイヨーグルト、ソイビーンオイル、ソイプロティーン 

– 日本: 豆腐、味噌、納豆、枝豆、豆乳、きな粉、大豆油など

アメリカでは、1950年代に大豆はその80%が家畜用の餌として生産され、60年代に入って初めて、人間の食物として移行するためにその安全性の確認の必要性から大豆に対する研究が、American Soybean Associationによって行われるようになった。

70年代に入り、60年代から始まったヒッピームーヴメントや、健康ブームに乗って、動物性タンパクや乳製品代用品として、豆乳、大豆バーガー、大豆ソーセージ、大豆ヨーグルト、大豆プロテイン・サプリメントなど次々と大豆製品が生まれてくる。

実際80年代に入り、大豆が動物実験において膵臓腫瘍を引き起こし、膵臓癌の原因になるという研究結果が報告されている。

1991年の研究報告では、大豆が抗がん作用を持っているという報告がいくつかあるが、1996年の報告では大豆が乳がんを引き起こす可能性がある、という研究結果が Cancer Epidemiolory Biomarkers and Prevention という医療誌に報告されている。

大豆に含まれる植物性エストロゲンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似たように振る舞うことから、エストロゲンの増大がガンを引き起こすという単純な考えもあることから大豆=乳がんの懸念が広まった。

だが、エピソードでも話されているように、人間の持つアストロゲン受容体には「ベータ(良)」と「アルファ(悪)」があり、アストロゲンがアルファ受容体と結合すると体に悪さをする、ベータ受容体と結合する場合は良い働きをする。大豆に含まれる植物エストロゲンは、主にベータ受容体と結合するので、悪影響はないのではないか。と、考える研究者や医師も多くいた。

2000年に入っても、乳がんとの関連性が指摘される研究が報告されたが、2006年のAmerican Heart Association Journal には、大豆が心臓血管系の疾患リスクを軽減させるという記事が掲載されている。

最も最新の大豆研究がこの行ったり来たりの安定しない大豆とガンの関係に終止符を打ったとされている。その研究は Breast Cancer Family Registry がCancer誌に発表したもので、大要はそれまでの研究とは打って変わって「大豆は乳がんに対して影響がないばかりか、改善や予防にも貢献する」という内容であった。

 

日本とアメリカの大豆製品

 
アメリカ:豆腐、ソイミルク、ソイバーガー、ソイソーセージ、ソイヨーグルト、ソイビーンオイル、ソイプロティーン 
日本: 豆腐、味噌、納豆、枝豆、豆乳、きな粉、大豆油など

最近では、アメリカで売られているような大豆タンパク商品も少なからず見かけるようになったが、日本では伝統的に、「発酵」された大豆製品を主に消費してきた。この、発酵という魔法のような過程が、大豆に含まれる毒素を軽減し、ビタミンK、K2、 B12を豊富にし、非常にプロバイオティックな(詳細はOishi! Holistic! Radio エピソード3ー味噌・マイクロバイオームを聞いてほしい)、スーパー・フードにするのである。

エピソードの話の中で、日本人の更年期障害の症状の中に「のぼせ・ほてり」が欧米に比べ、極端に少ないとあったが、それはこの大豆の消費のおかげであることはまちがいない。

一方、アメリカでは上記に示された主な大豆商品を見てもわかるように、大豆の加工品がほとんどである。多くは、大豆タンパクのみ抽出して使用した代物であり、これが日本とアメリカ、欧米諸国との大きな違いである。

 

悪い大豆はあるのか?はい。GMO大豆。

アメリカで生産される90%以上の大豆は遺伝子組み替え。そして、日本はアメリカ大豆のトップバイヤー。年間で6300万ブシェル(約160万トン)を輸入している。日本国内の大豆生産は22.7万トンだからその約8倍を輸入していることになる。

GMOは、ヨーロッパを中心とする60カ国で禁止、もしくは制限されている。日本でも地域によってGMOを制限している、もしくは禁止しているところがある。

ぼくは、ひところよく人とGMOの議論をしたことがあるけれど、その中で多くの人が一般的に野菜や果物の味や、特性を変えるために行われて来た「掛け合わせ」と混同しているのである。掛け合わせは自然の中でも風や、蜂などによっても行われることであり、同種の、もしくは近種の間で行われる。種なしぶどう、種無しスイカというようなものも、「掛け合わせ」と似たような技術で、受精、もしくは粉授を操作するものであり、こちらも同種の間でしか行われないので全くと言っていいほど人体にとって害はない。

では、GMOとは何か?

GMOと従来の掛け合わせなどとの大きな違いは、GMO が異種の生物の遺伝子を掛け合わせ形質転移させる人工的な技術ということである。

GMOの例:
  1. 冷水魚の遺伝子をトマトに加えて、トマトが寒い環境の中でも凍らないようにする。
  2. 害虫にとって毒となる合成されたバクテリア遺伝子をコーンに与えてネキリムシなどの虫がコーンを食べてしまう前に殺してしまう特性を持たせる。
  3. 羊にクモの遺伝子を打って強いファイバーを作る。
以上のようなことは自然界では絶対に起こらない。

そして、GMOの植物にはグリフォセートが含まれる除草剤(主にラウンド・アップ)が使用される。グリフォセートは言わずと知れた発がん物質である。カリフォルニア州では、”Possible Carcinogen’ (発ガン性の可能性)から “Carcinogen” (発ガン性物質)指定された。

しかし、自然界も強靭だから雑草もどんどんグリフォセートに耐性を持ってくる、と、その除草剤が効かなくなってモンスター雑草になる。なので、薬品会社はこのモンスター雑草に対抗するため、さらに強力な薬品を使うようになる、といったいたちごっこで、農家によっては自分たちで昔使用していたグリフォーセートなんかよりもっともっと毒性の高い2,4ーD、ディカンバといったベトナム戦争で使用していた例の「枯葉剤」(エージェント・オレンジ)の原料を含んだ農薬を蒔いたりしている。それがあちこちで農民の健康を害したりしている。そういう毒性の高い化学物質が食べ物を通して僕らの体に侵入する。

また、GMOは十分に研究されていない。これまでのネズミなどで行われた動物実験は、長期的な人間への使用を果たして信頼できるものかという疑問が専門家から挙げられている。ネズミ、ラットといった動物は人間に比べ非常に短い寿命を持っているので、長期的な結論は出せないのではないか。アメリカ、フード・アンド・ドラッグ・アドミニストレーション(FDA)は、GMOの安全性について自身で研究は行わず、バイオテック企業独自の研究を推奨している。これらの企業研究は常にGMOを贔屓目に見るばかりか、一般に公開されることなく秘密裏に行われる。このような企業とFDAその他組織の政治的な絡み状況の詳細は、“Altered Genes Twisted truth” by Steven Druckerという本があるので、英語が読めるなら是非とも読んで実態を把握してほしい。この著者は、GMOに関する不正行為に対してFDAを相手取り訴訟を起こした弁護士である。 

また、多くの新進系医師たちはGMOに関して少なくとも以下の症状や病気に対する関連性をあげている。

  • アレルギー 
  • エンドクリン系障害
  • 早期老化
  • 消化器系障害
  • 過度な疲労
  • ブレイン・フォグ
  • 肥満
  • 生殖器系障害

GMOに関しては、その研究自体が世界各地で様々な結果がでている。特にアメリカでは利害のない研究はほとんど行われておらず、僕自身のリサーチでも長期的な信頼性の高い研究結果がなく、その結果も諸外国以上にまちまちでまだまだGMOの是非は終止符が打たれていない感がある。にもかかわらず、GMO原料を使用した商品を売る大会社や、モンサント社は政治家や研究機関に大枚をはたき、その研究結果を操作したり、GMO商品の原料表示義務を破棄させようと裏で必死の努力をしている。GMOの安全性について明白な結果がでるまで、GMO商品は極力避けるべきだと考える。

 
オーガニック(有機)食品の大切さ

「僕らはぼくらの食べるものそのもの」(We are what we eat) に加えて、ぼくらはぼくらが食べているものが食べているものにも大きな影響を受ける。例えば、僕らの食べる牛肉がGMOの餌を与えられていれば、その遺伝子が僕らの体内に侵入する。そして、そのGMO 遺伝子が、僕ら自身はおろか、遺伝子として僕らの子孫にどのような影響を与えるのか現時点では知らない。野菜も同様で、農薬ーラウンドアップがかかった野菜を食べていればグリフォセートや、運が悪ければ2、4ーDなどが体内に取り込まれ、健康は蝕まれるのである。

GMOは避けるべきだろう。それは、オーガニックを選ぶことだ。オーガニックを選ぶことは、僕らの健康に貢献することはおろか、あなたの買い物ひとつひとつが、オーガニック農家を支援することになり、農家を強力な農薬から逃れることをサポートし、大自然を保護し、祖先から引き継いだ生物の種子を守ることにもつながっているのだ。

 

結論:

大豆には多くの健康的メリットがあるが、全てはバランスなので過剰に摂取すればバランスを崩す。とくに、大豆が持つ植物アストロゲンは乳がんなど生殖系のガンに関連性があるという研究結果が多くあるので、発酵製品以外の大豆、特に大豆タンパク摂取過多には気をつける。

多くのアジア人が伝統的に食してきた納豆、味噌などの発酵された大豆には、ビタミンK2やB6などのビタミン、アミノ酸や良質な脂肪酸が含まれるばかりか、高度にプロバイオティックなので体に良い。が、醗酵されていたとしてもnon-GMOで、有機大豆のものを選ぶことをお勧めします。

 

おもしろデーター:

 

ゆかさんの出身地である長野は、味噌の消費量が日本最高であり、納豆の消費量も10位。調べて見るとガンの死亡率が日本最低でもある。で、納豆を食さない人の多い関西、大阪、京都、兵庫などは、納豆・味噌消費がともに40位以下で、ガンの死亡率はもかなりの上位を占める。何か、関連性がありそう。

エピソードで話された本:(英語)

To understand how GMO research in the US is twisted and manipulated by Big corporations:

“Altered Genes, Twisted Truth.”

BY STEVEN M. DRUKER

This book provides a graphic account of how this elaborate fraud was crafted and how it not only deceived the general public but Bill Clinton, Bill Gates, Barack Obama and a host of other astute and influential individuals as well. The book also exposes how the U.S. Food and Drug Administration (FDA) was induced to become a key accomplice–and how it has broken the law and repeatedly lied in order to usher genetically engineered foods onto the market without the safety testing that’s required by federal statute. As a result, for fifteen years America’s families have been regularly ingesting a group of novel products that the FDA’s own scientific staff had previously determined to be unduly hazardous to human health.

 

To understand how much toxins are in our environment and how to avoid them:
“The Toxin Solution” – How Hidden Poisons in the Air, Water, Food, and Products We Use Are Destroying Our Health–AND WHAT WE CAN DO TO FIX IT

By Joseph Pizzarno

Dr. Joe Pizzorno is convinced that lifelong good health rests on two key determinants: your exposure to toxins and your ability to process them in your body. While lifestyle, diet, and genetics all play a major role in well-being, many symptoms of declining health and chronic disease are rooted in toxic overload—our exposure to a barrage of chemicals, heavy metals, radiation, electromagnetic frequencies, and pollution that are the byproducts of modern life.